平成26年「空家等対策の推進に関する特別措置法案」が成立しました。
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概要をまとめると以下の内容となります。
・地方自治体の指導・勧告・命令が可能となり解体や除去など強制執行が可能となる。
・今までの優遇税制が撤廃され空き家を放置すると固定資産税が6倍になる。
・自治体が固定資産税の課税情報を利用できるようになり所有者を特定できる。
これらの決定により空き家として放置しているメリットも完全になくなりました。
つまり空き家を放置していることによって生じるリスクが発生しているのです。
なぜ、空き家対策が政府主導で行われるかと言うと、全国(主に地方)で急増中の放置されている空き家などが、 治安や衛生状況、景観等の悪化をもたらしているため、それを改善しようというのが大きな目的です。
現状「特定空き家」に認定されなければ、固定資産税の優遇を受けることは可能です。
しかし今後、空き家がますます増加することにより、指定範囲が広がることも考えられます。
また実際に老朽化した空き家というのは衛生面の悪化や倒壊の恐れなどの問題が発生してきます。
使用していない土地家屋などの資産を持っている方は、一度ご家族で対策を話し合っておいたほうが良いかと思います。
実際に現在、空き家を解体・売却などし、他の物件(マンションなど)に投資する方も増えています。